坊寺山 小坊寺コースマップ      坊寺山 HomePage→

小坊寺コース解説
 登山口から角間川を飛び石伝いで対岸に渡らなければならないが、雪解けの頃や大雨の後は、その
石も水で隠れてしまい注意が必要。白樺と岳樺の混生林を見ながら、ジグザグ道を行く。白樺も見当
たらなくなりコメツガの大木が目立ち始めると「70m沢登り」道標に辿りつく。ここから岩ゴロの登
山道となるが、濡れた岩ゴロは滑り易く浮石にも注意して沢上部へと辿る。右手に小幕岩が見えてく
ると沢登りも終り、登山道は右に屈曲する。ジグザグの急登が始まるが、小幕岩懸崖の脇を過ぎると
急登も終り高木のコメツガ樹林が密生した平坦な場所に辿る。ここからひと登りで小坊寺山に延びる
南稜線分岐に出会う。登山道左手のササ藪に隠れている分岐道標があるので確認しておこう。
 分岐点から木段道を一気に登ると三等三角点がある坊寺山頂となる。下山は先程の分岐まで戻り、
南稜線を小坊寺山に向かう。一旦稜線最低コルまで下りそこから急登を小坊寺山まで登り返す。山頂
を通過するとあとは下り坂だけだが、途中崩落崖地の「坊主滑り岩」は慎重に通過しなければならな
いが、横手山や笠ヶ岳を終始正面に見ることが出来る。ヤセた岩稜の道を遮る三角岩を右に巻き、小
ピークを二つ越すと稜線北端に辿り着く。ここから来た道を振り返ると、小坊寺山の左側に北アルプ
ス連峰が展望出来る最終休憩地としよう。あとは石の湯下山口まで草地の登山道を下っていくのだが
迷う場所はない。下り切った広い草地は「リンドウ平」でリンドウが群生しており、礫ラインは疲れ
た体を癒してくれる。角間川を渡り、白樺林の遊歩道は下山口まで僅かな距離だ。

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