明覚山 天徳寺〜和合峠コースマップ      明覚山 HomePage→

天徳寺〜和合峠・坂田山コース
 天徳寺本堂と太子堂の裏に30体ほどが整然と並ぶ十三仏の脇が登山口となる。「天徳坂」道標から遊歩道
を和合峠に向かう。ところどころ切り開かれた場所からは北信五岳や北アルプスの眺めが得られ、平坦道は
いつの間にか和合峠に辿り着く。東屋もあり他コースの合流地点なので小休止して急登前の準備をしよう。
 登山道沿いに植えられている桜並木が100mほど続き、ほどなく潅木林の尾根筋に出ていよいよ急勾配
が始まる。右からの枝尾根が合わさる小ピーク(620m)を越えると一息で、日滝城址の大谷山ピークとなる。
前後に空堀のある山城だが立ち木が煩く眺望はほとんどない。一旦緩やかに下り鞍部から岩塊混じりのヤセ
尾根を登り返すと、三峰神社が祀られている坂田山山頂に達する。明覚山稜線の中で最も展望が良いピーク
で、市街地から見る中秋の名月「鎌田の月」はこの坂田山山頂を指していると案内板に記されている。
坂田山山頂からは稜線の広い鞍部まで下り、登り返しで明覚山手前の小ピークを通過、再び登り返すと一
息で三等三角点石柱が埋められている明覚山山頂に辿り着く。潅木に囲まれた山頂は眺望も枝越しから雁田
山方面が見える程度。また東西に細長い山頂から、このまま先に進めば10分ほどで稜線最高地点の雨引城
址に辿る。
 明覚山山頂から下山は往路を坂田山まで戻ろう。坂田山山頂で右折は往路に使った和合峠経由天徳寺への
下山道、直進が主コースで天徳寺へ直接下る尾根道となる。山頂直下は急坂だが、下りきると穏やかな潅木
林の道になり、カラマツ林を抜けるとほどなく林道に出会う。林道を横切り赤松林に入る。ザレ地の下山道
はそのまま太子堂裏まで続いている。

■駐車地:天徳寺裏の浄水施設脇の広地に3台ほど
■トイレ:天徳寺境内の参拝者用トイレを借用
■水 場:天徳寺境内に天徳清水が湧き出ている

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