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菅川コース解説
 しらかば台駐車地脇から山中に入る。信越トレイルの一角となり、整備された登山道は以前より歩
き易くなっている。コナラ樹林帯の道沿いではイワカガミの群生が見られ、低木のクロモジも多い。
ジグザグ道もほどなく荒瀬原コースと合流する釜石山分岐の主尾根に出会う。ここで最初の小休止を
しても良いだろう。
 釜石山分岐を左折して、ゆるやかな尾根筋を行く。しだいに勾配が増してくるころヤセ尾根の「蟻の
塔渡り」が現れる。樹林が生い茂っているので恐さはほとんどない。一息で蟻の塔渡りの急勾配を登り
きると、ササ地のゆるやかな道になり、右側にカラマツ樹林も見られる。尾根筋南斜面につけられた
巻き道右側は急斜面で落ち込んでいるので、草踏み抜きや転倒に気をつけトラバースしよう。再び尾
根筋になり左屈曲すると最後の急勾配が待っている。
 急登もほどなくすると前方に松の高木が見えてくる。この辺りで後方を振り返ると眺望が開け、麓
の豊田村落や信濃町方面の山並みが見える。露岩の急坂を登りきると大明神岳ピーク。斑尾山に比べ、
大明神岳ピークは絶好の展望地、紺碧の水を湛えた野尻湖を眼下に、その湖を守護しているかのよう
に飯綱山、戸隠山、妙高山を左右に従え、黒姫山が中央に堂々と構えている。
 大明神岳ピークから斑尾山山頂へは、北側斜面がブナ林の稜線の先にある。10分ほどで、十二神
将が奉ってある祠と一等三角点標柱がある斑尾山山頂に辿り着く。

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