金峰山 廻目平コースマップ      金峰山 HomePage→

廻目平コース解説
廻り目平キャンプ場までの林道は駐車禁止になっているので、車止めゲートを通りキャンプ場の駐車
場を利用する。キャンプ場から金峰山川左岸の林道を歩くが、四季折々装いを変えてくれる渓流や対
岸にある尾根上の奇岩奇峰を見ながら歩くのは飽きずに歩けるが、崖斜面からの落石が、渓流の音に
掻き消されてしまうので常に注意して歩こう。ゴルジェ風の岩間を通り過ぎると、林道も終りに近づ
き、作業用の車も通れないほどの悪路になりほどなく瑞牆山分岐の登山口の広地に辿り着く。道標に
は金峰山小屋まで2.3kmと表示してあるので距離的には半分程歩いたことになる。ここから直ぐに金峰
山川の支流に架かる丸太橋を渡り、再び金峰山川沿いを暫く行くと最終水場があるので水の補給をし
ておこう。水場を過ぎると金峰山の小尾根に取り付き急登が待っている。この辺りは未だ針葉樹も疎
らだが、潅木林の中に石楠花が群生している。次第に傾斜が増し一汗掻くころ金峰山小屋まで1時間
の中間地道標に辿る。しかしここから長い胸突き急登の連続となり、とても1時間では小屋まで辿り
着くことは出来ないだろう。鬱蒼とした針葉樹林の道は昼でも薄暗く、倒木が道を遮り手掛かりのな
い根張りや岩ゴロの登山道は主尾根まで続く。金峰山から西に延びる主尾根に出ると幾分斜度も緩や
かになり、針葉樹林に変わり石楠花が目立つ道になる。入道岩脇を通り過ぎると金峰山小屋にまもな
く辿る。小屋の南隣に立つ岩峰の傍らから山頂までは、今までの亜高山帯の様相が一変し岩塊が堆積
する高山の光景となるが、朝露や雨に濡れた岩は滑り易いので慎重に登ろう。山頂直下の岩面に右折
「五丈岩」の案内板があるが、先に目前の山頂を目指そう。山頂は平坦な場所はなく、小山のような
大岩が幾つも重なり、標柱と三角点石柱があるだけだが、周囲に遮る山がないので眺望は頗るいい。
山頂から岩塊の道を南へ数分下ると五丈岩の広地になる。ここからの眺望も山頂に劣らず良いのでこ
こで休憩を摂ろう。

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