本日の状況:天候・晴れ 体力度☆☆ 難易度☆☆ 烏帽子岳・目次 山岳ガイドHOME
青空と霧氷、太陽に光るダイヤモンドダスト 厳冬期積雪コース

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カラマツの霧氷が美しい湯ノ丸山北斜面巻き道(正面に烏帽子岳が見える)
登山口〜山頂までのコースガイド写真
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1.キャンプ場でスノーフット装着
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2.急坂を一登りで中央分岐に着く
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3.湯ノ丸山北斜面の平坦な巻き道
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4.湯ノ丸・烏帽子の稜線鞍部小梨平
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5.雪庇も見られるヤセ尾根
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6.夏道と分ける冬道の取り付き地
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7.トラバースは避け直登して稜線を目指す
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8.稜線に出ると烏帽子岳ピークは目前
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9.積雪の少ない稜線歩きは楽しい
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10.青空と眺望が気持ちいい烏帽子岳山頂
お気に入りスナップ
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冬道取り付き地点前の雪原を行く
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烏帽子岳稜線から湯ノ丸山を展望
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時折吹き上げる地吹雪に一瞬青空も消える

■所要時間:往路130分/復路120分/全休憩を含む往復計300分
往路■地蔵峠登山口→(60分)→小梨平稜線鞍部→(20分)→冬道分岐→(30分)→稜線出会い→(20分)→烏帽子岳山頂

復路■烏帽子岳山頂→(30分)→小梨平稜線鞍部分岐→(90分)→地蔵峠下山口

 烏帽子岳は雪山登攀初歩コースと言えども小梨平の先から始まる冬道の急斜面直登はかなり慎重に登らなければならず
まして稜線直下のトラバース地点は避けたい場所だ。特にスノーシューでのトラバースは危険。そのため積雪期はトラバ
ースが長く続く夏道は利用せず、冬道を直登する。
 本峰はすぐ隣の湯ノ丸山に比べ登山者が少ないので静かな雪山を楽しむことが出来る、反面、単独で何らかのトラブル
を起した場合、周りに誰もいないため重大な事態に発展することが有り得る。晴天確率の高い山、青空の下の稜線歩き、
霧氷も美しく眺望も抜群となれば誰もが憧れることだろう。しかし晴天確率の高い山はそれだけ気温が低い。その低さも
生半可ではない。ほとんどが氷点下10度を下らない極寒で、稜線での吹きさらしに体感温度はさらに下がる。中途半端
な防寒対策では凍傷や低体温性にもなりかねないので汗かきの方は注意しなければならない。
 もう一つ、湯ノ丸山と同様、あまり高木がなく、少ない積雪でも雪原が広がり素晴らしい風景を造ってくれる。純白の
雪上を歩きは、夏には見られない未知との遭遇があるかも知れない。
イラスト登山コースマップ
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