座光寺富士 座光寺林道コースマップ 座光寺富士 HomePage→ |
座光寺林道コース 林道駐車地から土曽川沿いの林道を車止めゲートまで辿る。ゲートを跨ぎさらに林道は登山口道標のある 広場まで続く。ここで初めて座光寺富士の稜線を見ることが出来る。林道と分け、枝尾根に取り付き山中に 入る。落葉の積もるU字の道はミズナラやコメツガ、モミが林立して見通しは利かないが、ところどころに 手製の道標が設置されており迷うことはない。 朽ちかけた金網を左に見ると尾根は痩せ細り急勾配となる。登り詰めたところにコメツガ大木が一本立っ ている。さらに急登は続くが、登りきると標高も1000m越え、平坦な尾根歩きとなる。 尾根筋右側が船窪地形のようになっているミズナラ林が現れると、稜線まで一登り、ここで休憩を摂って も良いだろう。葉が茂っていない時期ならば、枝越しに南アルプス方面も展望出来るだろう。 登山コースで初めて白樺が現れ、さらに左脇の大石を通過すると緩やかだった登山道は一変見上げるよう な急勾配に取り付く。アキレス腱が伸びきってしまうほどの斜面にはトラロープも幾ヶ所かに取り付けられ ており、やがて稜線東端の第一峰に辿り着く。古い山頂標柱が一本立つだけで眺望のない小ピークだが、こ こからは起伏の少ない稜線歩きとなる。 稜線右側は急斜面が深い谷を造っているが、潅木が群立しているので恐さがない換わりに展望もない。谷 側に白樺五本立ちから第二峰は間近。四峰の内、ここが一番眺望の利くピーク。最奥の第四峰(主峰)とも標 高差は20mほどなので、ここを最終地にしても良いだろう。第二峰から三峰までは平坦な尾根を8分ほど、 さらに三峰から四峰までも10分そこそこで行くことが出来る。 立ち寄りみどころ ■元善光寺(もとぜんこうじ) 飯田市座光寺は古くは麻績(おみ)の里と呼ばれていた。604年(推古天皇)、この地の住人であった本多 善光が、難波の堀江(現大阪市)で一光三尊の本尊を見つけ麻績の里の自宅に持ち帰り、臼の上に安置したと ころ、臼が燦然と光を放ったことからこの地を坐光寺としたと伝えられている。その後皇極天皇元年(629) に本尊は芋井の里(現長野市)へ遷座され、善光の名をとってこの寺を善光寺と呼ぶようになった。 |
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