2013年2月17日■天候・晴れ 体力度☆☆ 難易度☆ 中倉山・目次 山岳ガイドHOME

二度目はタイムリミット2時間30分を設定して 西尾根コース

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青空広がる登山口、ここから新雪を掻きわけて目標地を目指す
山田温泉スキー場登山口〜1500Mピークまでのコース写真  山田温泉スキー場駐車地9:00出発
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1.ノートレースだが歩き易い 9:10
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2.疎林に入る

3.疎林を抜け屈曲地に向かう
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4.ここで最初の小休止 9:30-9:35
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西方面、北アや北信五岳の展望

6.トラバースして尾根筋に向かう onMouse

7.前回致達1200m地点 onMouse9:50-9:52
これより先は未踏コース、不安もあるが期待のほうが大きい
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8.いきなり登り返し
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9.西尾根初のブナ、中太郎ぶな(仮称) 10:05

尾根南側に雪庇が張り出していた 10:13 onMouse老ノ倉山かな?

11.積雪も膝上まできた onMouse65cmピッケル
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12.迷い易い広い尾根が延びる 10:38
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13.第一目標地の尾根屈曲地 10:57-11:00
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14.リミットまで残り30分、もう少し進む
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1480m地点に立つ巨木ブナの倉太郎ぶな(仮称)、霧氷が現れた! 11:20
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16.尾根筋右側に初めて岩塊を見た
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17.

18.嬉しい霧氷林歩き onMouse
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19.高度計を見ると標高1500m地点

タイムリミット11時30分、ここから中倉山まで600m弱だが1時間はかかるだろうな。
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光る霧氷

行動食&休憩 11:30-11:55
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倉太郎ブナまで戻り、樹間から火打山を展望

中倉山山頂までメドが立ったので、次回は複数人で訪れたい。(逆コースも視野に入れて…)
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24.スノーボールを転がしながら下山
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25.雪庇下を歩く
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26.写真5地点まできた 12:40
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27.下山口に戻った 12:50

■所要時間:往路130分/復路45分/全休憩を含む往復計230分
 長野県北部地方も晴れ渡った日曜日、前回初めて辿った中倉山西尾根コースに再び訪れた。行動時間も一時間延ばし150分、 単独のため山頂までは恐らく行けないだろうと予測して9時丁度に登山口を出発した。最初はカンジキも適度に埋まり、急斜度も歩き易い。 前回45分かかった残置リフト塔のある展望地点へ30分で登りきった。ここで携行ピッケルをザックから外し一回目の小休止。

 15分後、前回の最終地点である赤松(1200m)ピークに辿り、そのまま通過していよいよ未踏コースに入った。不安もあるが期待はそれ以上に大きい。 この辺りの積雪は膝位でまだ単独ラッセルでもそう疲れることはない。ほどなく前方左にブナの木が一本立っていた。 西尾根で初めて見たブナの木である。中倉山の"中"をとって中太郎ブナと呼ぶことにした。

 中太郎ブナ(1350m)を過ぎた辺りから積雪は膝上までになり、いよいよ過酷な単独ラッセルの始まりだ。しかしサラサラ雪のラッセルは小気味よい。 馬の背のような広い尾根は赤テープマークとルートファインディングしながら難なく通過、最も迷い易い稜線鞍部屈曲地に辿りついた。 今回はここを最終地にしても良かったが、制限時間はまだ30分ほど残っている。ここからは急勾配尾根の登り返しだが、もう少し先に行くことにした。 喘ぎ々急勾配尾根を登り切った。高時計を見ると1450mを表示、今まで見られなかった霧氷が現れた。15分後、今日の最終地1500m地点に辿り着いた。

歩き出してから丁度2時間30分のリミット、中倉山山頂まではまだ600mほどの距離、単独なら1時間はかかるだろう。次回複数人山行での登頂を期待して下山の途についた。

イラスト登山コースマップ
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