山の雲と気象現象図鑑/目次

彩雲[さいうん]
太陽や月の光が付近にある雲に反射し五色の虹のように見える雲で古くから良いことが起こる前兆とされていました。
光が雲粒を回析されることにより現れますが、雲粒の大きさがまちまちのため、光の曲がりかたも一定ではなく、色や
模様のパターンはいろいろです。彩雲が現れやすい状況は、大気が安定して晴れた日がチャンスです。さらに太陽付近
の雲が薄く消えつつある時は、雲粒の大きさも揃いはじめますので現れ易くなります。雲は高積雲が多いようです。

Date:2006.1.28 Fild:東篭ノ塔山
稜線上は氷点下15度、しかし太陽付近にあったちぎれ雲の彩雲は、強風のためオーロラの如く凄まじく形を変えながら
消えたり現れたりとキラキラ光るダイヤモンドダストとの競演を見た。この日は夜半まで天気は崩れることがなかった

Date:2005.6.12/AM.10:00 Fild:西穂高ロープウェイ東方・上高地方面上空
撮影:山学クラブ員、浅川氏提供