| 長野県の山岳ガイド |
![]() にゅうかさやま入笠山(1955m)富士見町・高遠町・長谷村 |
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諏訪湖西方の杖突峠付近から南アルプス南端に位置する釜無山辺りまで連なる西山山系の中央に入 笠山があるが、東山麓の富士見町から望んでも稜線に特徴がない。そのため山麓から眺めるより1 700m以上に広がる高原を歩いてこそ、この山の素晴らしさに気づく山である。スズランを始め レンゲツツジやアヤメなどが咲く牧歌的情緒に浸れ、円錐形の山頂からは三六〇度の展望が楽しめ る。山名もこの優しい形をした山容が、稲束を積み上げた"にお"に似るところから「にお笠山」と 呼ばれ、それが訛って「入笠山」に由来していると言う。 |
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澄み切った初秋の空の下は心地よく汗ばむ ■2006.9.20 |
| 無雪期コースマップ |
| 伊北&湖南エリア・目次 |
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登山口までのアクセス 中央自動車道・諏訪南IC出口信号を右折、国道二十号交差点まで向う。交差点信号を左折して3. 6km先の「富士見峠」信号を右折すれば舗装された一本道が入笠山まで続く。信号から7kmほど行 った道路沿い右側に「入笠山・沢入登山道」の案内板と駐車場があるが、御所平峠はここからあと 7kmほど先。舗装道路を登り詰めると左折釜無山方面の二股分岐がある大阿原(おおあらわ)湿原前 に出る。御所平へは直進し砂利道を行く。道路途中の「首切り清水」と裏登山道入口の案内板を左 に見ながら通過すると三叉路に突き当たり、左折した先が御所平峠となる。 ■駐車場:御所平峠手前の道沿い左側に登山用駐車場。 ■トイレ:駐車場脇に男女別トイレ棟。 コース解説 仏平登山口から裏登山道を登るのも良いが、御所平峠から表登山道を展望や野草を楽しみながら歩 くのも良いだろう。御所平峠登山口周辺にはロッジや食堂が建ち並び、案内板により登山口も解か り易い。また花の百名山として女性の登山者も多く、人気の高さが窺がえられる。登山口から自然 土の登山道が始まる。標高差170mほどしかない登山道は緩やかなので、野草や樹木など観察し ながら歩くことが出来る。右側に牧場の有刺鉄線がありコメツガの大木を過ぎると緩やかな登山道 はさらに平坦な道に変わり、ほどなく岩場コース道標が立つ二股分岐地に着く。どちらを行っても 時間的に変わりがないので東山腹を巻く迂回コースを行くことにしよう。ササ地が両沿いに現れ、 ズミ(小梨)の木も目立ってきた登山道は幅広く歩き易い。緩やかに右へカーブしてほどなく、仏平 から登って来る裏登山道に合流する。道標を右折し樹林を抜けると入笠山山頂に辿り着く。二等三 角点石柱と山頂標柱、展望盤のある山頂は円く広いので展望は申し分ない。東方正面に構える八ヶ 岳連峰は裾野から稜線まで余すことなく見え、特に編笠山や西岳ならば双眼鏡を持ち合わせていれ ば山頂にいる人さえ見えそうな近距離だ。下山は迂回コースを戻らず、山頂東端から岩場コースを 下ろう。岩場コースと言っても恐い所はほとんどなく、すんなり迂回分岐地まで来られるが、大勢 の登山靴で磨り減った岩面は滑り易いので、恐くはないが危険である。分岐地からは往路を御所平 峠下山口まで辿れば良い。さて説明が前後してしまったが、この御所平峠には、足利時代初期、北 条高時の息子、相模二郎時行の屋敷があったと場所と伝えられており、諏訪と伊那地方を結ぶ峠道 として古くから利用されていた。峠付近一帯はレンゲツツジも多く、初夏(六月中旬)に訪れるとそ の景観に感動する。 |
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