権現山 伊那スキーリゾートコースマップ      権現山 HomePage→

伊那スキーリゾートコース
登山口から沢を左下に見ながら枝尾根の南斜面を100mほど登ると登山口付近で見た沢に出会う。 小沢周辺はイノシシのぬた場になっている。沢を横切ると樹林も深くなりジグザグの急登が始まる。 相変わらず登山道の至るところにイノシシの掘り返し痕があり歩き辛いが、ほどなくコース唯一の平坦地でもある土俵跡に着く。 その昔、山麓集落の人々が山菜や薪(まき)を採りに権現山に入り、この広地で休憩したり相撲をしたりした場所だと言うが、 今は樹木に括りつけてある古い看板があるだけだ。
 土俵跡広地を過ぎると登山道は今までにも増して傾斜がきつくなり、露岩地を通り抜け、カラマツ林が現れる中間付近では 持ち上げる足も侭ならないほどの段差が待ち構えている。
 前方に二本のミズナラの大木が見えると常輪寺コースとの合流地が近い。合流地には分岐道標が立つだけで、 下山時に直進しやすいので確認しておこう。分岐から平坦道がしばらく続くが、途中、権現本社の参道鳥居があった場所という 鳥居跡標示板の樹木を通り過ぎると山頂までの最後の急登が始まる。サルオガセのぶら下がるカラマツ古木があちこちに現れると 山頂まであと一息。山麓からでも見えると言う斜立の岳樺の大木が左前方に見えると権現山山頂となる。

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