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晴れていない分、暑さもなく登れる 根子岳

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キクラゲのようなこんな樹氷は見たことない
登山口〜山頂までのコースガイド写真
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1.ほぼ中間付近の道標
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2.岳樺の樹林帯は結構飽きる
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3.八合目付近(2022m)で森林限界に
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4.山頂まで500m道標
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5.ここまで来ると気温も低くなり樹氷も現れる
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6.小雪がパラつく山頂はただ寒いだけ

ホワイトアウトのスナップ
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北西方面からガスが流れてきた
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そのガスは下山道を覆い始める
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1分後、視界5mのホワイトアウトになった

■所要時間:登攀118分(休憩時間含む)/下山55分
登山口9:45→中間付近道標10:25→10:45八合目石標広地10:50→11:10山頂まで500m道標11:15→11:43根子岳山頂11:55

往路下山→12:15八合目広地で行動食12:40→13:15下山口
イラスト登山コースマップ

登攀中の雲は北西から南東に流れ、気圧も冬型模様。もちろん天気予報も午後から崩れるとのこと、案の定下山し
て車に乗ったとたん吹雪となり、黒いアスファルトの道路も見る見るうちに数センチの積雪となった。
長野市街地ではここしばらく降雪は無かったが、登山道は30センチほどの新雪が積もっておりとても歩き易い。
パンダさんと20〜30分毎にトップを交代し、天気が崩れる前には山頂から下山しようとピッチを早くした。お
かげで正午前に根子岳山頂に辿り着くことが出来た。遠望はほとんど利かなかったが、先日登った北根子岳が樹氷
越しに展望出来たのが唯一の慰め。一瞬(2分間程)上空に青空が広がったがこれは嵐の前の何とか…なのか。山頂
の寒さは並大抵ではなく小雪も舞ってくる始末で、早々に下山準備をした。八合目付近まで下り、樹林脇の風が治
まる穏やか場所に雪窪を造りここで行動食休憩とした。
牧場上部まで戻った時、今まで見えていた雪原風景にミルク色のガスが漂い始め、数分後我々のいるところまで流
れてきた。その時はまだ視界は30mほどあったのだが一分後、数メートル前を行くパンダさんの姿も見えないホ
ワイトアウト状態となった。下山口間近だったので良かったが…。高山に限らずどんな山でも、山の天気は一瞬で
変わるのは当たり前、雪山の楽しさの裏側には危険が蔓延っているので対応ノウハウだけは学んでおこう。

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