★トライアウトは必要か

現在、日本においてチアリーダーの数はそれほど多くなく、チアリーディングに対しての認識もそれぞれであるため、チアリーダーになるためのトライアウトの必要性はそれほど感じません。 

しかしながら、より良いチームを構成しようとした場合、このトライアウトは非常に有益なものになります。チアリーディングを振興し広めようとした場合は、このトライアウトが対外的にしっかりしたチーム編成の第一歩となります。

また、このトライアウトがチームの快適な練習に導いてくれることもあります。やはり同レベルの選手による練習のほうが、より高度なルーチンを構成する場合、有益なものになります。また、練習に対しての思いが違う選手の更正にもなります。やはり、情熱を持って練習をする人間と気楽に練習に参加している人間とでは、どこかで精査していかないと練習中の安全対策への影響も、計り知れません。 

ただ、先に記載しましたが、チアリーダーになりたいと希望している人に対しては、現在の日本においては、導入部のトライアウトは必要無いと考えます。

しかし、こうした状況から導入部においては、チアリーダーとはどういったものか、十分認識させ、教えて行くことが重要になります。

目標に対してトライアウトを実施することは、有益なのですが、また、どんなスポーツでもトライアウト存在します。しかしながら、他のスポーツと違い、トライアウト後は選抜されなかったメンバーの重要性が増すことも理解しなければなりません。 

野球のように、選抜されなくても友達や近所の子供たちと野球を楽しむことができますが、チアリーディングの場合は、近所で集まってさあやりましょうとはいかないのです。 

ですから、トライアウトはチームの状況や目標に応じて、実施されるべきですが、スペシャルチームとは別のサブチームの重要性も認識しなければトライアウトを実施する意味はありませんし、それを選手一人一人が認識していなければなりません。 

結局、トライアウトは、チームの状況に応じて、必要か必要でないか考えられるべきものです。 

(阿部)

注)この考えは絶対ではありませんので、状況や個人の考え方もあろうかと思います。ですから、参考程度にお読み下さい。