★コーチング入門(NHKラジオ深夜便より)

コーチングについての対談(サンデートーク)がありましたので、うまくまとまっていないかもしれませんが参考に記載します。
対談はNHKラジオ深夜便で放送されたものです。対談はコーチング会社経営者と福島大学陸上部コーチが話されたものです。

コーチングを行い選手を育てていくには、一流のコーチにならなければ一流の選手は育てられない。
古い話であるが、カール・ルイスのコーチであったトム・ペレッツにコーチングについて教示されたが、このコーチは誰にでも丁寧にわかりやすくコーチングを教えていた。.
このとき感じたのは、超一流の選手を育てるには超一流のコーチの存在が必要ということであった。

人間は錯覚で成長していく面もあり、単にこうしろといっているだけでは成長はできない。
コーチングに関しては経験が必要であり、いかに情報やコーチングについての知識を勉強しつづけるかである。
自分で何をしなければいけないかとの認識を選手にさせることが必要である。
強い選手を育てるのは簡単で、ただ、練習をさせれば良いのであるが、今の選手はバーチャルな世界で育っているので、実際の練習方法について自分で考えることができなくなっている。

昔に比べると、今はチャレンジ精神が無くなってきている気がする。
昔はひとつできるとそれから何ができるかかんがえ、そのためには何をすべきかを選手自身が考えていた。

しかし、今はひとつできるとそれで終わってしまい、コーチからの指示が無ければ練習できない状態である。
これはマニュアル人間が多くなっているためだと思う。
とにかく、選手に何をやるかわからせ、そのためには何が必要か選手自身で考える力をつけさせることが、次へのステップとしてコーチングには必要である。

教えることは教育と一緒であり、会社、学校、家庭など常にコーチングに関して学ぶ場は存在する。
選手に次のステップを考えさせるため、時々、できないような練習を課してみる、それを団体で実施させると、そこで次は何をしたら良いか、考えるようになった選手は次回から自身で考えた練習を行うようになる。
が、そうでない選手は、必ず「ああ、終わった。」と言ってそこで終わってしまう。

コーチは、物語を見せ、次への希望を選手に持たせることが重要である。

コーチをするにあったっては選手に遠慮していたら絶対成功しない。
ただし、同時にコーチ自身も決して選手に良いところを見せようとせず、ありのままの自分を見せて認識を共有することが必要である。

コーチも夢があるが、選手の一人一人考えがあり、皆主人公になりたいのであるから、必ず、主人公になれる場を作ることも必要である。
これは、勝つだけでははなく、一回戦を突破することだけでも、ある選手にとっては主人公になるということである。

コーチは、各選手の能力を見極め、それに応じた練習を指示することが必要である。
各自にコーチの考えを知ってもらうことが必要である。
選手に自主性が無ければ、強いチームにはなれないし、コーチ自身も勉強していかなければ、スポーツの世界は成功しない。

コーチングは楽しいがその分、選手以上に夢を見ることが必要であり、知識習得が必要である。
そうでなければ、同好会で終わってしまい、コーチとして人間としての成長を選手に与えることできない。

コーチングは教育です。

●チアリーディングに全て当てはまるとは思いませんが、チーム運営上、なるほどと思わせることが、ありましたのでまとめてみました。
会社についての発言もありましたが、割愛させていただきました。

阿部