Stunts
スタンツ

 スタンツ・・・それはチアリーディングにおいて最も盛り上がるものの一つです!
チアリーディングの醍醐味ということを誰もが知っています。

宙に高く投げられた時の興奮が嫌いな人なんていません。
リフトしたり、トスしたり、トップを完璧なバランスでリバティにさせたり・・・。
スタンツでどの役割をしていようと固まったスタンツを上げた時の気持ちに勝るものは有りません。
  
試合や演技はチアリーダーが創造的なピラミッドを作り上げたり、
高いバストスを上げた方が見ていて楽しいものです。


競技会では順位の差は行われたスタンツの難易度と出来に左右されます。
スタンツの組み合わせとピラミッドは無限にあり、
それは創造性と選手の安全の為に設けられている規則にのみ制限されています。
 
 ここではスタンツの成功へ導くスタンツのいくつかの大きな要素を紹介します
「スタンツの役割」 「安全とスポッティング」 「前向きな態度」 「技術」

皆さんはスタンツの技術の章に直ぐ行きたいかもしれませんが、
実際行うスタンツへ結びつくこの章に必ず目を通して下さい。

特に安全とスポッティングの部分は注意し、宙にトップを飛ばす前にしっかり勉強をしましょう。

 何よりも安全に行い、創造的になり、楽しみましょう!



正しく始めよう〜
☆スタンツの前の注意点☆

他のスポーツと同様にチアリーディングにも危険はあり、当然スタンツはその内の一つです。
しかしながら、いくつかの予防措置をすれば怪我のリスクは最小限に留められ、
スタンツの成功へとつながり、充実した競技生活になります。
スタンツを始める前に下記の5点を確認することを習慣づけましょう。


1.経験のあるコーチがいる時にだけスタンツを行うこと。
経験のあるコーチはスタンツにおける安全を確保するだけでなく、正しい技術を教えてくれます。
難しい方法でスタンツを行い、後でその努力が水の泡だったと知るのは嫌でしょう?
経験あるコーチからの小さい助言は何時間もの無駄な労力を割いてくれるでしょう。
最も大事なのはコーチの専門知識があなたとチームメイトを怪我から防いでくれることです。

コーチが毎日現場にいないのならば、コーチが指示したメニューに従って下さい。

学校でのチアリーディングの練習時には教員の監督下であることが求められます。
この場合、監督者がいない場合は決してスタンツは行ってはいけません。
万一事故が起きた際には全ての責任を取らなければならなくなり、チームの存続にかかわります。

監督者(顧問)が存在したとしても実際には活動にほとんど関わっていない場合がありますが、
これは非常に危険な状態である事を知って下さい。

日本では、学生も社会人も知識のある指導者の下で
活動が行われていない事が多いのが実情です。
経験者であることと、指導者である事は同じではありません。

コーチの存在と正しい練習メニューが、
チアリーディング活動中の不幸を避けるために役立ちます。

2.装飾類は外すこと。
ピアスは魅力的かもしれませんが、危険でもあります。
ピアスがちぎり取られるのを想像すると恐ろしいです。
それは指・髪・服にも簡単に引っかかることを忘れないでください。
指輪、ネックレスも事故を招くので外すかテープで止めるかにしましょう。
装飾類を外さなかったことによってスタンツに関わっている全員に深刻な怪我が起こりうる、
ということを身をもって体験したくはないでしょう?

3.行おうとするスタンツを十分理解すること。
一人も理解できていないスタンツを試みるのは時間と労力の無駄です。
始める前にデモをするか、ビデオを見るか、段階に分けましょう。
まずはトップなしのベースだけでスタンツの動きをやってみて、各自が自分の役割を認識しましょう。
経験のある良いスポッターを置き、スタンツの弱い部分を知ることは大切なことです。

4.コミュニケーションをはっきりさせること。
補助者かスポットが指示を出す習慣を身に付けましょう。
補助者はスタンツを見、全員に声が聞こえる最適な位置に立ちましょう。
補助者(もしくはコーチ)とスポット以外はスタンツ中は誰も喋らないはずです。
トップに声をかけたいものですが、声を掛ける人と、その人の立ち位置が悪いと、
本人を混乱させますし、おそらく何を言われているかも聞こえないでしょう。

いかなる理由でもグループの誰かがトップが降りるべきだと判断したら
大きな声で指示を出しましょう。
決して叫んだりパニックしないように;状況を悪化させるだけです。

また、トップは落下中に謝ったり、叫ばないようにして下さい。
空中で叫んでしまうと身体が緩み、危険な状態で落下してしまいます。
地面に降りてから謝ったって遅くはありません。

5.スタンツに全力を注ぐこと。
心の準備が出来る前にスタンツを行うのは自滅的です。
始める前に成功する為にはどうするべきか熟考しましょう。
深呼吸をし、グラつきもせず難なく上がることをイメージしましょう。
そしてそのイメージに従って成功させましょう。
スタンツを行う際は毎回このチェックリストを見直しましょう。
経験者で、百万回したことがあるスタンツでも安全で固まったスタンツをするのに不可欠です。



以下の12項目は安全における重要な注意点です。
★ 必ず経験のあるコーチの元でスタンツを行うこと。
★ 装飾類は全て外すこと。外せない指輪はテープで止めること。
★ ガムは出すこと。
★ 髪は結ぶこと。
★ T-シャツは中に入れること。
★ 長いパンツは上げ、ダボダボな裾は中に入れること。もしくはスタンツの際は短パンを履くこと。
★ すべる素材の服は着ないこと。特にトップは履く短パンの素材に注意すること。
★ ウォームアップすること。
★ 必要があれば休憩すること。
★ たくさん水を飲み、水分補給すること。
★ スタンツや練習を行う際は体を締めていること。
★ 理解できないスタンツや、自分の役割に疑問があればコーチに明白にしてもらうこと。

合言葉は
"SLACK" 

頭文字SLACKは安全なスタンツを忘れないようにするのに役立ちます。
スタンツを行う前に次の5点を復習しましょう。


"S" はスポッターのS
新しいスタンツ、ピラミッド、移動、100%完全でないスタンツを行う際や、
スポッターの補助が必要な難しいスタンツを行う際は、スポッターを配置しましょう。

ステージや学園祭などの硬い地面での演技でもスポッターを配置した演技を作りましょう。

"L"はリミット(限界)のL
自分の限界を知りましょう。
エレベーターが完全になる前にエクステンションをしないこと。
基本を身につける前に上級スタンツを行うのは楽しそうかもしれませんが、
選手にとっては危険で、させたコーチは無責任です。
自分の技術の限界を知ることに加えて、肉体的な限界点を知りましょう。
体調が悪かったり、疲れていたり、昨日の練習から体が疲労していれば、限界を試す時ではありません。

"A"はアティチュード(態度)のA
選手 → スタンツは成功すると信じること。
コーチ → 選手の態度はあなたのリーダーシップを反映します。
つまり選手はコーチを映す鏡なのです。

チームを信じ、成功するように勇気付けること。

"C"はコンフィデンス(自信)のC
安全にスタンツを行うには自信は不可欠です。
トップははベースがキャッチしてくれると信頼して確信を持たなければいけませんし、
ベースはトップが全力でスタンツを行ってくれると確信を持たなければいけません。
ベースもトップも各々の選手がスタンツを安全に乗せて、ディスマウントをする確信を持たなければなりません。
自信は選手に落下の可能性よりもスタンツの成功に集中させます。

"K"はナレッジ(心得)のK
グループ全員が各自のスタンツの役割を完全に心得ていますか?
全員が正しく行う方法が分かっていますか?
どうディスマウントするか分かっていますか?
各自がトラブルシューティングできますか?
例えば、トップが後ろに寄りかかり過ぎたらグループは対処できますか?

スタンツの理解は安全なスタンツへの鍵です。


1